お申し込み 

3月31日(日)23:00(最終回の翌日まで)お申し込み可能です。後から配信もあります!

以下のpeatixサイトからお申込みください。

▶︎ https://23imasara2.peatix.com

(前期Vo.1もまだまだお申し込みできます https://23imasara.peatix.com

*この講座は、ふぇみ・ゼミパスポート(2023年度)の対象です。年間パスポートをお持ちの方は、追加料金なしで受講できます。

講座概要

 「慰安婦」問題、部落問題、障害者への合理的配慮などをめぐり、さまざまな虚偽情報があふれている昨今、「SNSで広まっている嘘の情報にうっかりだまされて差別に加担してしまうのが心配…」という方も多いはず。
 「でも、何冊も本を読んで一から勉強する時間や気力はない…」というのが現実ではないでしょうか。そこで、この講座では、2023年度の前半(vol.1)と後半(vol. 2)に分けて、さまざまな社会問題をめぐる基礎知識に触れる機会を提供します。嘘や虚偽情報が見分けられるようになれば、自分の頭で考え、自分の意見を持つための視点を獲得することができるはずです!

プログラムの日程・内容

第1回:2023年11月11日(土)18:30-20:00

飯野由里子さん「トランス女性の権利と女性の安全が対立する?そんなわけない」

私たちはいま、トランスジェンダーへの偏見や差別に満ちた社会を生きています。トランスジェンダーの権利を大切にしようとすると女性の安全が脅かされるといった誤った情報が煽動されているのはそのためです。この講座では、トランスジェンダーの女性とシスジェンダーの女性の利害が対立するかのように見せかける議論が、どのような歴史的背景から登場し、誰によって何の目的でいつ頃から積極的に利用されるようになったのかについて解説します。

開催方法:ハイブリット

第2回:2023年12月9日(土)18:30-20:00 

堀川修平さん「日本にどのような性教育が「あった」のか?」

「性教育なんて受けたことない」というかたは少なくないでしょう。しかし、それは、そのまま日本に性教育自体が「存在しなかった」ことを示すわけではありません。
 それでは、日本にはどのような性教育が「あった」のか。敗戦後日本に時代を焦点化し、歴史的変遷をおさえながら、今日なぜ「性教育が必要だ」という議論となっているのかを一緒に考えてみましょう!

開催方法:ハイブリット

第3回:2024年1月20日(土)18:30-20:00 

謝花直美さん「生活から考える米軍基地問題」

沖縄の基地問題は大きな事件や事故が発生したり、それに対する大規模な県民大会でもなければ、東京発のメディアのニュースではほとんど目にすることはないでしょう。毎日の日常で、沖縄の人々は米軍基地からどのような影響を受けているのか、生活の支援から、また縄戦を源流とした米軍基地形成の歴史的な視点も交えながらお話しします。「台湾有事」が喧伝される中、沖縄の人々の思いも伝えたいと思います。

開催方法:ハイブリッド

第4回:2024年2月3日(土)18:30-20:00

飯田哲也さん「高い電気料金、電気が足りない? エネルギー、気候、原発問題の嘘を見分け、自分の意見を持つ」

電気が足りないから原発を動かす、電気代が高いから原発を動かす、気候危機のために原発を動かす。再エネは不安定、再エネは高い、再エネでは足りない・・・・。どれも国や電力会社が皆さんを欺く「真っ赤な嘘」です。こうした国や電力会社のウソを見抜き、自分の中に軸と批判的な視点を持つために、世界の現実を知るための講義を行います。

開催方法:ハイブリッド

第5回:2024年3月30日(土)18:30-20:00

周香織さん「入管問題とは何か クルド難民問題と名古屋入管のウィシュマさん死亡事件を中心に」

今年の通常国会で「改正」された入管法。そこには2回難民申請が不認定になった人は、3回目以上の申請を続けていても強制送還の対象にするという内容が盛り込まれていた。日本は国連の難民条約に加入しており、難民が逃れてきた場合、保護する義務を負っている。しかし日本の難民認定率は極めて低く、国連から何度も勧告が出されている。
 入管問題とは何か?クルド難民の問題や名古屋入管で亡くなったスリランカ人女性ウィシュマさんの事件を中心に、映像や写真を交えながら過酷な入管収容施設の実態、暴力的な強制送還の現場、入管制度の問題点を解説する。

開催方法:ハイブリッド

講師プロフィール(敬称略)

第1回

飯野由里子(いいの・ゆりこ)さん
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター勤務。専門はフェミニズム・ディスアビリティ研究。主な著書に『レズビアンである〈わたしたち〉のストーリー』(生活書院、2008年)、『合理的配慮:対話を開く 対話が拓く』(共著、有斐閣、2016年)、『「社会」を扱う新たなモード:「障害の社会モデル」の使い方』(共著、生活書院、2022年)、『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』(共著、有斐閣、2022年)などがある。

第2回

堀川修平(ほりかわ・しゅうへい)さん
埼玉大学非常勤講師。研究専門は、性教育実践(者)の歴史、性的マイノリティ運動実践者の歴史。近著に『気づく 立ちあがる 育てる』(エイデル研究所、2022)、「日本に性教育はなかった」と言う前に』(柏書房、2023)。自身は性教育を小学校のときから受けていた、というが…?

第3回

謝花直美(じゃはな・なおみ)さん
ジャーナリスト、沖縄戦・戦後史研究者。同志社大学<奄美‐沖縄‐琉球>研究センター嘱託研究員。単著『沈黙の記憶1948年 砲弾の島伊江島米軍LCT爆発事件』(インパクト出版会)、『戦後沖縄と復興の「異音」』(有志舎)、『証言沖縄「集団自決」』(岩波書店)等。

第4回

飯田哲也(いいだ・てつや)さん
京都大学原子核工学専攻修了。東京大学先端科学技術センター博士課程満期退学。原子力産業に従事後に原子力ムラを脱出し、北欧での再エネ政策研究活動後に現職。日本を代表する自然エネルギー専門家かつ社会イノベータ。著書に「北欧のエネルギーデモクラシー」、「メガ・リスク時代の「日本再生」戦略」(金子勝氏との共著)他、多数。

第5回

周香織(しゅう・かおり)さん
市民グループ「クルド人難民M さんを支援する会」事務局。「クルド難民デニスさんとあゆむ会」共同代表。在日クルド難民の支援を20年続けながら入管・難民問題についての写真展や講演会を各地で開催。入管や難民、外国人の人権に関するニュースを収集し、日々SNSで発信中。
Facebook: https://www.facebook.com/kaori.shu
著書に『入管問題とは何か』(共著、明石書店)。

参加費

1回券・・・・・・3,000円
5回通し券・・・・・・
 ・一般 12,000円
 ・2023年度ふぇみ・ゼミ寄付者(年間1万円以上)10,000円
 ・U30受講生 6,000円
※学生料金はありません。ふぇみ・ゼミU30受講生は割引ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート所持者は無料になりますので、これを機にU30への参加をご検討ください。ふぇみ・ゼミU30の情報についてはこちら(https://2023femizemiu30.peatix.com/)をご覧ください。

お問い合わせ

ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
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