無料ガイダンス

Youtubeにて無料公開中!(4/26開催)

https://youtu.be/HjIJCr8CUQ4

お申込は下記のPeatixから!

https://2023femizemiu30.peatix.com/

1.ふぇみ・ゼミU30年間スケジュール

第1回: 5/17 19:00〜21:00 井谷聡子さん
テーマ:「近代スポーツから考えるジェンダー、セクシュアリティ、人種、自然」

第2回: 6/14 19:00〜21:00 斉藤正美さん
テーマ:「失われたジェンダー平等政策ーバックラッシュ30年を問う」

第3回: 7/19  19:00〜21:00 げいまきまきさん
テーマ:「仕事であるということ、望まない消費に抗うこと~セックスワーカーとして~」

第4回: 9/13 19:00〜21:00 宮下萌さん
テーマ:「ネット上の差別を考えるー法制度の観点からー」

選択参加/別料金:9/16(土) 9:30~16:00 梁大隆さん
フィールドワーク「未来を切り開くためにー関東大震災朝鮮人虐殺100年フィールドワーク」

第5回:10/4 19:00〜21:00 川端舞さん 
テーマ:「インクルーシブ教育の権利―障害児として普通学級に通った私を肯定してくれたもの」

第6回: 11/8 19:00〜21:00 澁谷智子さん  
テーマ:「家族をめぐる変化とヤングケアラー」

第7回: 12/20 19:00〜21:00 古賀徳子さん
テーマ:「沖縄における日本軍慰安所と米軍の性暴力」

第8回: 1/24 19:00〜21:00 河庚希さん
テーマ:「在日朝鮮人フェミニズムー内なる壁を突き破る」

※全回ハイブリッド開催(会場・オンライン併用)の予定ですが、COVID-19感染拡大の状況によって変更の可能性があります。
フィールドワーク以外は、後日録画配信をご覧いただけます。

2.講師紹介と推薦図書

●井谷聡子(いたに さとこ)

プロフィール:関西大学文学部准教授。トロント大学博士課程修了(Ph.d)。専門はスポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究。著書に『〈体育会系女子〉のポリティクス―身体・ジェンダー・セクシュアリティ』関西大学出版(2021)、監訳書にヘレン・ジェファーソン・レンスキー(著)『オリンピックという名の虚構』(2021)、ジュールズ・ボイコフ『オリンピック―反対する側の論理』(作品社)など。

講演概要:昨今トランスジェンダーのスポーツ選手に注目が集まり、特に誰が女子スポーツに参加するべきかについて様々な議論が交わされています。その中で性器の形状やホルモン値、筋力といった特定の身体特性に基づいてトランス女性を女性の枠組みから排除しようとするものも見られます。そのような「生物学的」な男女の特性に関する言説が近代スポーツにおける女性の包摂と排除にどう関わってきたのか、皆さんと一緒に考えたいと思います。

推薦図書:井谷聡子『体育会系女子のポリティクス〜身体・ジェンダー・セクシュアリティ』関西大学出版部(2021年)、『エトセトラVol.6 特集 スポーツとジェンダー』etc.books(2021年)

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●斉藤正美(さいとう まさみ)

プロフィール:富山大学。専攻は社会学、フェミニズム・社会運動研究。バックラッシュ時から共同研究として右派への調査を開始。共著に『社会運動の戸惑い-フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(勁草書房)、『徹底検証日本の右傾化』(筑摩書房)、『国家がなぜ家族に干渉するのか』(青弓社)、『まぼろしの「日本的家族」』(青弓社)、『Sessionの本 vol.1 国葬とは何か /宗教と政治』TBSラジオなど。

講義概要:2000年代に起きたフェミニズムへのバックラッシュは一体何だったのか。バックラッシュから20年の地点から、性や生殖、家族に関わる政策を後退させたのは誰なのか、どのような影響があったのか、を考えたい。また、後退してしまった地方の男女共同参画政策の現場では、旧統一教会の信者が介入していても誰も問題だと気づかなかったり、旧統一教会の関連団体を男女共同参画を啓発する「登録団体」に認定し、活動を推奨したりしている現状がある。私たちはこの状況を変えるために、何ができるだろうか。

推薦図書:社会運動の戸惑い-フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(勁草書房)

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●げいまきまき

プロフィール:女優パフォーマー元セックスワーカー。演劇やダンス、パフォーマンス、映像作品の出演、作成。主にセックスワーカーとして働く人たちが安全・健康に働けることを目指して活動しているグループSWASHのメンバー。ゲイ、バイ男性、トランスジェンダーを対象とした性感染症予防啓発のコミュニティセンターのスタッフ。

講義概要:2016年に公立のギャラリーでのワークショップの中で「デリヘルを呼ぶ」という企画があり当日に急に連絡があり参考として呼ばれました。その場で起こったのは結果的にジャーナリズムや社会運動の中でもしばしば見られる周縁的立場への消費としての視線や言葉でした。当時のことをまとめたURLこの件での問題点を通してセックスワーカーが労働と自覚し安全性や健康を求めてきた運動や、街の発展の名の下、救済の名の下、「善かれ」としてセックスワーカーの場所や意思を軽んじられてきた歴史を共有し、共に尊重し合えるよう考えていくヒントになれば幸いです。フェミニズムを考える上で一見アンビバレンツな存在としてセックスワーカーについての見解に悩む人も多いので気負わずご参加ください。

推薦図書:随時更新

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●宮下萌(みやした もえ)

プロフィール:弁護士(東京弁護士会所属)。ネットと人権法研究会メンバー。ヘイトスピーチや人種差別とテクノロジー、レイシャルプロファイリング等に関する活動を行っている。主な著作に『テクノロジーと差別 ネットヘイトから「AIによる差別」まで』編著者(解放出版社、2022年)等。

講義概要:近年ではプロバイダ責任制限法が改正される等、インターネット上の人権侵害を改善するための法的取り組みは一歩前進しように思われます。しかし実際には、オンラインヘイトスピーチを巡る問題については取り組みがほとんど進んでおらず、未だに野放し状態です。このような現状を踏まえ、今オンラインヘイトスピーチに対応するためにどのような対策が必要か、法制度を中心に考えます。

推薦図書:宮下萌編著『テクノロジーと差別 ネットヘイトから「AIによる差別」まで』(解放出版社、2022年)、李信恵・上瀧浩子『#黙らない女たち』(かもがわ出版、2018年)

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●梁大隆(りゃん・でりゅん)
プロフィール:1973年東京生まれ。祖父母が済州島出身の在日朝鮮人3世。幼稚園から大学まで朝鮮学校に通う。6才から墨田に住み、旧四つ木橋での虐殺について知る。4年生の時の1983年9月1日、日本の学校の生徒から、この地域で何があったのか知っているかと話しかけられた事は今でも忘れられない。株式会社ToDo代表取締役。光恵建装代表。<1923関東朝鮮人大虐殺を記憶する行動>スタッフ。

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●川端 舞(かわばた まい)

プロフィール:生まれつき言語障害と運動障害があり、教育委員会から養護学校を勧められながら、小中高と普通学校・普通学級に通う。大学進学後から、介助者のサポートを受けて、アパートで1人暮らし。現在、障害者の地域生活を支援するつくば自立生活センターほにゃらで活動する傍ら、東京インクルーシブ教育プロジェクトの運営委員としても活動中。

講義概要:私は子どもの頃、障害のある自分が普通学級に通うのは悪いことだと思っていた。しかし、大学卒業後、障害者団体に関わり、障害者権利条約を学ぶことで、自分が普通学級に通ったのは当たり前の権利だったと知り、初めて自分の子ども時代を肯定できた。その過程を振り返ることで、障害児が普通学級に通うことを、学校側の「優しさ」ではなく、障害児の「権利」として認めることがいかに大切かを考える。

推薦図書:海老原宏美(2019)「わたしが障害者じゃなくなる日 難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた」旬報社、海老原宏美・海老原けえ子(2022)「増補新装版 まあ、空気でも吸ってーー人と社会:人工呼吸器の風がつなぐもの」現代書館

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●澁谷智子(しぶや ともこ)

プロフィール:成蹊大学文学部現代社会学科教授。東京大学教養学部卒業後、ロンドン大学ゴールドスミス校大学院社会学部、東京大学大学院総合文化研究科で学ぶ。2008年、博士号(学術)取得。埼玉県立大学や立教大学での非常勤講師を経て、2012年から成蹊大学勤務。専門は社会学。

講義概要:ヤングケアラーとは、慢性的な病気や障がい、精神的な問題や依存症などを抱える家族の世話をしている、18歳未満の子どもや若者のことを指す。子どもが年齢に合わない責任や作業を負わなくてはならない背景には、家族の人数や大人が家庭にかけられる時間は以前に比べて減っている一方で、「家族のことは家族で」という規範が強く残っている社会の状況が影響している。講義では、そうした家族のイメージと現実のズレについて考えていきたい。

推薦図書:澁谷智子(2021)『ヤングケアラーってなんだろう』筑摩書房、エスピン=アンデルセン,イエスタ著,大沢真理監(2022)『平等と効率の福祉革命』岩波現代文庫

●古賀徳子(こが のりこ)

プロフィール:沖縄国際大学非常勤講師。沖縄戦調査や平和教育に関わるなかで、日本軍慰安所の調査に取り組む。『沖縄県史 各論編6 沖縄戦』(2017)では「日本軍慰安所」の執筆を担当、共著は吉浜忍・林 博史・吉川 由紀編(2019年)『沖縄戦を知る事典-非体験世代が語り継ぐ』吉川弘文館など。

講義の概要:1944~45年、沖縄県内にはのべ144の日本軍慰安所が設置された。それほど多くの慰安所を日本軍は何のために、どのようにしてつくったのか。「慰安婦」にされた女性たちはどのように扱われ、沖縄戦下でどうなったのか。講義では、日本軍「慰安婦」制度が沖縄の住民に与えた影響、現在まで続く米軍の性暴力を取り上げるとともに、沖縄と日本、韓国の女性・市民団体によるさまざまな取り組みを紹介したい。

推薦図書:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」編(2012年)『軍隊は女性を守らない―沖縄の日本軍慰安所と米軍の性暴力』

●河庚希(は きょんひ)

プロフィール:京都府生まれ、現在米国・ノースカロライナ州在住の在日朝鮮人三世。サンフランシスコ湾岸地域を拠点とする在日コリアン団体「エクリプス・ライジング」共同設立者、「日本多文化救済基金」共同設立者、ふぇみ・ゼミ運営委員。専門はエスニック・スタディーズ。研究テーマは日米の帝国主義とその交差性、共犯性、そして環太平洋の有色人種の運動。

講義概要:随時更新

推薦図書:『内なる壁を突き破る~在日コリアン女性のハラスメント事例集~』(購入先はこちら

★講師紹介動画はこちら

3.「ふぇみ・ゼミU30」とは?

性差別はむかつくけど、自分の経験はジェンダーだけでは表せない気がする。
ジェンダーって自分の生き方とどう結びつくの?
自分の大学に、ジェンダーの授業がない!
社会人になったけど、やっぱり仲間と一緒にジェンダーやフェミニズムを学びたい!

こんな風に思っていませんか? 

ふぇみ・ゼミは、フェミニズムはジェンダーだけでなく、民族やセクシュアリティ、障害など様々な差別に同時に目を向けなくてはならないと、インターセクショナリティ(差別の交差性)の考え方で講座を開催しているゼミナールです。若い世代が対等な仲間とフェミニズムとは何か、差別とは何かを学び、社会変革を目指す場です。

まずは無料公開ガイダンスにお越しください。お待ちしています!

※動画配信、文字通訳など様々な参加のバリアを取り除く工夫もしています。その他要望があればお問い合わせください。ただし、すべての要望にお答えできるわけでありません。

※この「ふぇみ・ゼミU30」のみ年齢制限があります(18歳以上30歳以下対象;30代はジェンダー初学者のみ受講可能)。
⭐️この年齢制限は、若い世代がのびのびと発言できる機会を確保するためです。あらかじめご了承ください。

※なお、「ふぇみ・ゼミU30参加者」とは、この若者向けゼミの受講生のことを言います。「ふぇみ・ゼミU30参加者」は、U30の他、年間パスポートが対象の運営委員による勉強会やふぇみ・ゼミ関連イベントに割引料金で参加できます(「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」購入者は無料です)。

4.ふぇみ・ゼミ運営委員が紹介するU30おすすめポイント!

ふぇみ・ゼミU30講座のおすすめポイントを、ふぇみ・ゼミ運営委員がわかりやすく解説!

【第1弾】熱田敬子さん

【第2弾】河庚希さん

【第3弾】梁聡子/永山聡子さん

【第4弾】飯野由里子さん

【まとめ動画】https://youtu.be/N0Y36vdXqMg

5.申込方法および参加費

ふぇみ・ゼミ2023年度U30申し込みはこちら

⭐️「ふぇみ・ゼミU30チケット(8回分)」
学生 ¥8,500
一般(年齢制限あり)¥16,000
支払い方法:Peatix

※ゼミは継続によって積みあげていくものです。一年を通してご参加いただくよう、一回券は設けておらず、年間チケットのみとなります。

⭐️「フィールドワーク(選択参加/別料金)」
学生 ¥1,000
一般(年齢制限あり)¥2,000

支払い方法:Peatix

⭐️「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」
学生 22,000円(講座1回あたり709円)
一般 37,000円(講座1回あたり1,230円)
「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」をご購入いただくと、ふぇみ・ゼミU30に加え、ふぇみ・ゼミが開催する他の講座(2022年度実績では30回以上の講座)に追加料金なしで参加できます(一部対象外のものもあります)。詳しくは、申込サイト・HPをご覧ください。

6.寄付について

ふぇみ・ゼミは、さまざまな団体からの寄付・ご支援によって成り立っています。

U30の他にも、勉強会や多種多様な連続講座を運営し、若い世代の学びの場を提供しておりますが、予想以上の経費がかかっております。自分たちの力でできることを、精一杯行いながらも、寄付のご支援は私たちにとって、とても心強いサポートです。

寄付の方法はこちら

⭐️特典 
・年間5,000円以上のご寄付でふぇみ・ゼミの各講座がご優待値段になります。希望される方は、様々な情報をお届けするMLに加入いただけます。年度末に事業報告書をお送りします。
・年間10,000円以上をご寄付くださった方には、ふぇみ・ゼミU30(若者向けゼミ)の講義内容を録画でお届けします。また、12,000円以上ご寄付くださった方については、不定期開催「ふぇみ・ゼミ&カフェトークセッション」を企画していただいたり、無料でご参加いただいたりすることが可能です。
・さらに50,000円以上のご寄付をいただき、メールアドレスをご登録いただいた方には、ふぇみ・ゼミU30・不定期開催「ふぇみ・ゼミ&カフェトークセッション」だけでなく、他の講座にも追加料金なしで参加していただけます。一部対象外のものもありますので、詳しくは、申込サイト・HPをご覧ください。

<寄付・その他 ふぇみ・ゼミ口座>
①PayPay銀行
支店名:ビジネス営業部
店番号005
預金種目 普通預金
口座番号 6295892
口座名義(漢字)一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ
口座名義(カナ)シャ)フェミゼミアンドカフェ
②三井住友銀行
支店名:赤羽支店
店番号226
預金種目 普通口座
口座番号 5864455
口座名義 一般社団法人 ふぇみ・ゼミ&カフェ
口座名義(カナ)シャ)フェミゼミアンドカフェ

7.お問い合わせ

ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス: https://femizemi.org/
申し込みサイト: https://peatix.com/group/7235540
寄付サイトSyncable: https://syncable.biz/associate/femizemi/
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