ジェンダー、フェミニズムを学ぶ際に見落としがちな、人種、民族、階級などのマイノリティ差別の問題。一見ジェンダーとは関係ないと思われがちなこれらの問題は、実はインターセクショナルなフェミニズムを学ぶための土台です。
ジェンダー、フェミニズムを学びたいみなさんに、いま旬なトピックをそれぞれ5回の講座に渡って、講師の方からお話いただきます。

1.講座概要

「日本人」であればもつことが当然のように考えられている戸籍。だが、戸籍とは何のためにあるのか?と問われた時、明確に答えられる人はどれほどいるだろうか?
戸籍は国民を家族単位で登録し、「日本人」の公式な証明とされてきた。そしてまた、それは「家」の象徴として日本における「家族」のかたちを規定するものであり続けてきた。
だが、戸籍は必ずしも現実の「家族」を反映するものではなかったのも歴然たる事実である。今日「家族」のかたちは多様化の一途であるが、結局は戸籍という厚い壁にぶつかる。そこに目を向ける時、戸籍という国民管理制度のかかえる矛盾や不条理が浮き彫りになる。
意外と知らない戸籍の歴史と役割をたどることにより、「日本人」および「家族」なるものを問い直してみたい。

2.日程/テーマ

 ※時間はすべて19:00-21:00。
第1回 6月9日(月)「戸籍とは何のためにあるのか?―「日本人」のための「家」の系譜」
第2回 6月23日(月)「戸籍の歴史-「日本人」をつくってきたもの」
第3回 7月14日(月)「家制度と戸籍-周縁に追いやられた女性」
第4回 7月28日(月)「日本で認められぬ選択的夫婦別姓と同性婚-戸籍が「家族」の絆になる?」
第5回 8月 4日(月)「本当に戸籍は必要なのか?-多様な個人が生きられる社会へ」
 ※ すべての回でリアルタイム日本語字幕と録画を提供します。

3.講師プロフィール

遠藤正敬(えんどう・まさたか)さん

1972年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。早稲田大学、宇都宮大学等非常勤講師。専攻は政治学、日本政治史。著書に『戸籍と国籍の近現代史-民族・血統・日本人 第3版』(明石書店、2024)『犬神家の戸籍-「血」と「家」の近代日本』(青土社、2021)、『天皇と戸籍-「日本」を映す鏡』(筑摩選書、2019)、『戸籍と無戸籍-「日本人」の輪郭』(人文書院、2017、サントリー学芸賞受賞)等。

4.開催方法

第1-4回まで完全オンライン開催。
第5回のみハイブリッド開催(後から配信あり)。

5.申し込みについて

こちらのPeatixサイトよりお申し込みください https://b2fz2025.peatix.com/

■チケット代

・講師お一人による講座を1コースとし、2025年度は全部で7コース開催します。1コース(5回)からお申込みいただけます。
 一般・・・・・・17,600円(税込)
 学生/2024年度ふぇみ・ゼミ寄付者(5,000円以上の寄付者)・・・・・・14,300円(税込)
 ふぇみ・ゼミU30受講生・・・・・・8,800円(税込)
 7コースすべてを受講する方・・・・・・88,000円(税込)

■講座要項

・最低開講人数:15人
・開講予定日までに15人が集まらない場合、本コースを開講しないこともありえます。あらかじめご了承ください

■お申込み締め切り

・リアルタイム受講お申し込みの締め切りは最終回講座開始1時間前までです。なお、録画販売については、Peatixでのお申込み終了後、別サイトに移動の上、2024年度中はお申込みいただけます。
・お申込み時点ですでに終了している回につきましては、後から配信(録画)でご覧ください。
・zoomでのリアルタイム参加を希望される方は開始時間の1時間前までにはお申込みください。それ以降の直前のお申込みには対応できないことがあります(その場合、後から配信でご覧ください)。

■ベーシック講座割引について

・3コース以上受講される方は、3コース目以降が2割引になります。3コース目のお申込み前に、femizemi2017@gmail.comまでご連絡ください。
・7コースすべてを受講する場合は88,000円(税込)になります。お申込みの方は、ページ最下部にある銀行口座に代金をお振込みの上、femizemi2017@gmail.comまでご連絡ください。

6.受講ルールについて

・zoomのURLは開始1時間前をめどにお申込のメールアドレス宛にお送りいたします。
・zoomで参加する際、表示名は必ずお申込み時にご登録いただいた名前でご参加ください。
 本人確認ができない場合、入室許可ができませんのでご協力をお願いいたします。
・(原則として)可能な方はzoomでのカメラオンをお願いしております。
・配布資料や後から配信の無断転載は厳禁です。
・参加者の方で画面のキャプチャー、録画・録音もご遠慮ください。
・お友達、同居の方などと一緒にご覧になる際も、お1人1枚のチケットをご購入いただくようお願いします。
・Zoomのサポートはいたしません。ご自身で各サイトなどをご覧ください。
・ふぇみ・ゼミは学びの場です。事前の連絡なく、調査研究・取材を主目的として参加することは禁止です。これらの目的で参加を希望される方は、事前にふぇみ・ゼミのメールアドレス(femizemi2017@gmail.com)までご連絡ください。

■録画配信について・資料共有について

<録画配信>
・後から配信(録画配信)の無断転載は厳禁です。
・すべての回で録画配信を行います。
・講座の中でグループディスカッション等があった場合、その部分は録画には含まれません。ご了承ください。
・公開保証期間は5回分とも最終回の録画をお送りしてから2週間です。
<配布資料>
・無断転載は厳禁です。
・講師の意向にもより必ず資料を提供するとは限りませんが、基本はクラウドドライブのURLを共有します。
・会場に参加される方への資料印刷は、環境問題を考えて原則は致しません。必要な方は、可能な限りご自身で印刷または資料を見られるデバイスをお持ちください。なお、資料印刷が必要な方は事前にfemizemi2017@gmail.comにメールをいただければ対応しますが、直前の対応は必ずしもできませんので、ご了承ください。

7.問い合わせ

ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス   https://femizemi.org/
申し込みサイト https://b2fz2025.peatix.com/
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