【第7回ふぇみ・ゼミ】スタッフ感想

ふぇみ・ゼミスタッフのZです。

11月17日(水)U30第7回では、講師に後藤悠里さんをお呼びし、 「障害女性の置かれている状況」というテーマで講義をしていただきました。

講義は大きく2つに分けられていました。
障害女性の生きづらさを、(障害女性と自認していなくとも)自分のそれと地続きのものとして捉えるという前提のもと、前半では、語りから明らかにされた障害女性の生きづらさについて、後半では、その生きづらさをどのように解消できるのかについて、学び考えました。

後半を考えるにあたって、障害者権利条約や障害者差別解消法がどのように機能するかということが特に焦点化されていました。その際に、交差性(インターセクショナリティ)、社会モデル、合理的配慮、といった重要概念も説明していただきました。

強調されていたのは、合理的配慮とは「手助け」といった善意の話ではない、ということです。合理的配慮の構成要素は、機会平等・社会的障壁の除去・非荷重負担の3つだそうです。このことを知っておくことで、何が合理的配慮になるのか?と具体的に問う際の指針になります。

私の印象に残っているのは、 生きづらさをどのように解消できるのか考える後半で「できないこと」「難しいこと」も同時にお話しされていた点です。
具体的には、「女性らしさを求められる」「恋愛・結婚話についていけない」といった生きづらさに対し、法律によって解消を求めるのは難しいという例が挙げられていました。それは、思想介入になってしまうからです。しかし、そこで諦めるのではなく、他の方法をとることが考えられます。

一方で、合理的配慮の格好の対象として、事務的作業がうまくできない場合が挙げられていました。その場合、一つ一つの作業を洗い出して、マニュアルを作ることが合理的配慮として求められ、可能です。

後藤さんによるまとめにて、
・対話による社会変容を目指す
・グッドプラクティス(良い事例)を積み重ねる
・いろいろな人の意味世界を解明する
ことが述べられていました。

私の感想ですが、一、二の三で一気に社会が変わることもないけれど、良くならないわけでは決してない。生きづらさを解消するためにいろいろな人が取り組んでいて、その実践知が積み重なって集合知となる。さらにその集合知のもとに実践がなされていく、といったサイクルが後藤さんの講義から見えた気がしました。実践の場における「これはできない、じゃあ、どうしよう」という過程自体も(渦中ではなかなかそう思えませんが)生きづらさ解消のサイクルが止まらずに回っているという点で、ポジティブに捉えられるのではないかと思いました。

(余談ですが、常にポジティブでいる必要もない…けど、ポジティブに捉えたいという欲望を否定する必要もないかな、と思ったり)

さて、次回はいよいよU30ラストです(涙)
第9回:12/15(水) 19:00〜21:00 林美子さん「セクハラと賭けマージャン:ボーイズクラブを見抜き、解体をめざす」
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