【第4回ふぇみ・ゼミ】スタッフ感想

ふぇみ・ゼミスタッフのIです。 

7月14日(水)U30第4回では、講師である鈴木彩加さんに、 「保守運動とジェンダー」というテーマで講義をして頂きました。オンラインでの開催でした。

さまざまな係争課題を扱う保守運動ですが、その中でも「家族の価値」についてジェンダーという視点と絡めながら、鈴木さんのこれまでの調査・分析をもとにお話ししていただきました。実際に調査をしてきた鈴木さんだからこそ伝えられる、そこで活動する女性たちのリアルな世界が伝わってくる内容でした。

現在も日本では認められていない夫婦別姓制度ですが、鈴木さんがインタビューした保守運動団体所属の女性はそれほど問題意識を持っているわけではないという話が私にとっては驚きでした。夫婦別姓に対して否定的立場を持つ団体ですが、その女性が参与する理由は政治的立場だけに基づくものではなく、知り合いが既に参与していることや、地域でのコミュニティの果たしている役割など複数の要因があるのだと知りました。私が持っていた認識自体を問い直してくれるような、そんな講義でした。

また、現在日本で大きな動員力を持つ保守運動が今後どのように展開していくのかという、受講生からの質問に対して、世代交代が重要な鍵となるのではないかとおっしゃっていました。調査された複数の団体では年齢層が高いこともあり、どのように若い人々を動員していくのかは、確かに彼ら/彼女らにとって今後の課題となるだろうと思いました。今後の動きが気になりますね。講座の中で話されていた、日本遺族会における家族言説や母親の表象も世代ごとに大きな移り変わりがあり、世代が重要な視点だなと感じました。

今回の講義は2時間の中で豊富な事例を紹介していただき、とても濃い内容でした。ふぇみ・ゼミが重要とするインターセクショナリティという視点ですが、私自身も毎回の講座で新たな重要な視点を学んでいます。特に保守運動という時、どこか自分とは反対の「他人」と思い込んで、勝手なイメージを持ってしまいがちな私ですが、それは結果的に何が問題なのかを見誤ることにつながるとも思います。まずは自分の理解や、凝り固まった認識を考え直すという姿勢が大切なのではないかと考えています。

次回以降の講座は、松田さおりさんによる「『水商売』研究の展開と課題」がテーマです。今回とはまた異なるテーマですが、ジェンダーとインターセクショナリティという点では繋がっている問題です。どんな学びがあるのか楽しみです!まだまだ申し込みを受け付けております。既に開催された講座の後から配信もございますのでPeatixよりぜひお申し込みください!

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