【感想】古賀徳子さん講座#2023年U30第7回
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ふぇみ・ゼミスタッフのRです。2023年12月20日(水)、2023年度ふぇみ・ゼミU30第7回目は、古賀徳子さんがふぇみ・ゼミ事務所にお越しくださいました。テーマは「沖縄における日本軍慰安所と米軍の性暴力」でした。
日本軍戦時性暴力・性奴隷制の問題と聞くと、日韓の外交問題と括られがちですが、慰安所の多かった地域の一つである沖縄のアジア太平洋戦争前、戦時中、戦後のつながりについて学んだ回となりました。また、最初の自己紹介では、古賀さんの日本軍「慰安婦」問題との出会いについてお話しいただきました。かつて日本で行われたサバイバーの証言集会や韓国へのスタディーツアーなどの社会運動が本当に盛んだった時代背景を紹介してくださいました。
琉球の時代から辻(チージ)遊郭がもともとあったそうですが、日本式の公娼制度を持ち込み、戦時中の「慰安婦」制度の土台となったことは重要な指摘でした。また、沖縄において慰安所が多かったことは、本土を守るために沖縄を犠牲にした植民地主義や、いかに女性の身体が「子を産み育てる母」か「兵士のための慰安婦」かというように国家にコントロールされていたのかが象徴されていると感じました。
戦後は、日本軍の蛮行を米軍にも投影した社会が、米兵に対し「慰安婦」を提供する仕組みがつくられていったそうです。そして、沖縄に住む女性たちは米軍からの性暴力や犯罪に力面し続けなければならなかったのです。現在も、米軍基地周辺での米兵による犯罪が問題となっています。それは、本土が沖縄に米軍基地を押し付けてきたこと、日本軍戦時性暴力問題と向き合ってこなかった日本社会の問題だと強く認識しました。
米軍基地反対運動、日本軍戦時性暴力解決運動は現在も続いており、今後も同行を注視しつつ、これを「沖縄の問題」とするのではなく自分の足元の問題であるということを考えていきたいと思いました。
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