「LGBTQ+緊急国会〜理解ではなく差別の禁止を!〜」にメッセージを寄せました
2023年2月14日(火)17:30〜19:30に、衆議院議員会館1階講堂で開催された「LGBTQ+緊急国会〜理解ではなく差別の禁止を!〜」(主催:LGBTQ+国会議会運営委員会)に、ふぇみ・ゼミ&カフェが寄せたメッセージを公開いたします。
==以下、メッセージ本文==
荒井勝喜元総理秘書官の差別発言を受け、ふぇみ・ゼミ&カフェは、岸田文雄総理大臣が自身の任命責任を果たすことを求めます。また、元秘書官の発言に先立ち、総理が国会答弁の中で行った、性的マイノリティに対する否定的発言の撤回と謝罪求めます。元秘書官および総理の発言は、国が社会的マイノリティに対する人権保障に失敗し続けてきたばかりか、積極的に人権侵害を行ってきた事実を反映する事例のひとつです。
今回、性的マイノリティに問題が焦点化されがちですが、首相発言にあった「同性婚」についていえば、そもそも日本の婚姻制度の基礎となる戸籍制度は、天皇の支配の下、臣民とされた人々を2種類の性別に分けて序列をつけ、血統で登録・管理し、部落差別を作り、外国籍者を排除する極めて差別的な制度です。戸籍制度の撤廃失くして、婚姻の平等も夫婦別姓も実現はできません。これは、すべての日本社会に住む人の問題です。 国会に求められている役割を果たすべく、社会的マイノリティの人権侵害の要因でもある国家主義的/家族主義的な政策から脱却し、包括的な差別禁止法の制定とパリ原則に準じた国内の独立人権機関の設置がなされることを求めます。