
お申し込み
リアルタイム受講お申し込みの締め切りは最終回講座開始1時間前までです。なお、録画販売については、Peatixでのお申込み終了後、別サイトに移動の上、2025年度中はお申込みいただけます。
以下のpeatixサイトからお申込みください。
https://jmsv1.peatix.com
概要
2025年は大日本帝国の侵略戦争終結から80年を迎える。日本は敗戦し、沖縄を含め日本の侵略・占領、植民地化された地域は解放された。80年の月日は私たちに何をもたらしたのだろうか?侵略した側は忘却または日本の都合の良い形で解釈・認識を行い続けている。最もそのような状況下に追いやられているのが、慰安所制度の被害者をはじめとする、日本軍が主体的に行った、様々な形態の性暴力である。
みなさんは、日本軍が行った性暴力をどのくらい知っているだろうか? それらの被害・加害がどのように個々の社会に影響を与え続け、今でも暗い影を落としているか、想像したことがあるだろうか?
この問題は、単に歴史の中の出来事ではない。日本軍の性暴力の実態を明らかにし、解決するために、被害者をはじめとする多くの人々がグローバルでトランスナショナルなフェミニズム運動を展開し、性暴力被害者、戦争・侵略における道具としての性暴力を「問題」とすることに成功し、認識のパラダイムシフトを行った。ご存じのように、世界最初のMetooは日本軍の性暴力被害者だ。インターセクショナル・フェミニズムをかかげるならば、日本軍性暴力問題はまさにその主要課題である。
ふぇみ・ぜみ&カフェでは、2014年のゆるふぇみ・カフェ開始以来、日本軍の性暴力の被害実態、被害者主体の解決運動、解決・支援者の運動、社会認識などをテーマに、講座、講演、展示、上映会、朗読劇などを積極的に行ってきた。
ふぇみ・ゼミ&カフェでは、複数回にわけて日本軍の性暴力問題について講座を行う。本講座は、Vol.1として最低限知っておくべき基礎の内容を行う。各回の内容はそれぞれの講師概要をご覧いただきたい。
講座スケジュール
第1回 6/22(日)16:00〜19:00 映画『オレの心は負けてない』上映+アフタートーク
(司会:飯野由里子、対談:熱田敬子、梁・永山聡子)
第2回 7/3(木)19:00〜21:00 講師:梁・永山聡子さん
朝鮮半島における軍隊による性暴力被害 ― 公娼制度・「慰安婦」・基地村
第3回 7/17(木)19:00〜21:00 講師:熱田敬子さん
中国侵略戦争と日本軍性暴力〜「女性と子どもに対する暴力」が見落としてきたもの
第4回 8/2(土)14:00〜16:00 講師:宮城晴美さん
沖縄における軍隊による性暴力被害 ― 日本軍慰安所から米軍基地へ
各回概要/講師プロフィール

第1回:映画『オレの心は負けてない 在日朝鮮人「慰安婦」宋神道のたたかい』(95分)
2017年12月16日、宋神道さんが逝去された後、宋さんの10年間の裁判を追った映画『オレの心は負けてない』のDVD(上映用/家庭用)、映画パンフレットと書籍が、製作者である「在日の慰安婦裁判を支える会」からキボタネに寄贈されました。裁判をたたかう過程で変化し被害回復していく宋神道さんに出会えるこの映画を、さらに多くの方たちに見ていただきたいと思います。

第2回:朝鮮半島における軍隊による性暴力被害ー公娼制度・「慰安婦」・基地村
講師:梁・永山聡子(ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員、成城大学グローカルセンター)
概要:Coming Soon
プロフィール:2011年頃より日本軍の性暴力解決運動に携わる。日本軍の性暴力が朝鮮半島・海南島・日本のジェンダー秩序やフェミニズム運動にどのような影響を与えたのかを調査・研究。この問題ではAJWRC、吉見裁判、希望のたね基金などで活動。韓国・女性家族部・日本軍「慰安婦」問題研究所で日本軍の公文書整理などに従事。現在はふぇみ・ゼミ&カフェ、大学で日本軍の性暴力及び解決運動を紹介している。
関連業績:「公共施設で開催することの影響性と課題—国立公民館 日本軍「慰安婦」制度の展示からー」『月刊社会教育』(2015)、「今、「慰安婦」問題と関わることー自分のできること、やりたいことを見つける旅」『戦争責任研究』(2017)、「『他者化』しない姿を模索する ―日本軍「慰安婦」問題解決運動と吉見裁判―」『歴史評論』(2018)など。https://researchmap.jp/HSRN

第3回:中国侵略戦争と日本軍性暴力~「女性と子どもに対する暴力」が見落としてきたもの
講師:熱田敬子(ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員、ジェンダー/社会学研究者、山西省・明らかにする会事務局)
概要:Coming Soon
プロフィール:大学時代に日本軍性暴力被害者の証言を聞き、証言集会や映画上映会開催などの活動を行う。ジェンダー、社会学の研究者として研究、運動に携わりつつ、北京語-日本語としての通訳も行う。2010年から、山西省・明らかにする会のフィールドワークに参加し、中国における日本軍性暴力パネル展実行委員会、山西省・明らかにする会事務局で通訳や現地との連絡、学習会の運営などを担当する。2015年から海南島でも調査を開始、他香港、台湾、中国の現在のフェミニズム運動と日本軍性暴力の接続をさぐる調査をしている。

第4回:沖縄における軍隊による性暴力被害ー日本軍慰安所から米軍基地へ
講師:宮城晴美(沖縄女性史家)
〈講座概要〉
幕末に来琉したペリー提督の部下の水兵にはじまり、琉球・沖縄では軍隊の駐留に伴う性暴力被害が続いてきた。それが、アジア・太平洋戦争末期に駐屯した日本軍、そして敗戦後の米兵による沖縄女性への性犯罪である。
日本軍は沖縄人をさげすみ、女性に誘惑されないよう将兵に注意を促すとともに、辻遊郭の女性や朝鮮半島から連れて来た日本軍「慰安婦」を部隊下に配置した。そして「一般女性」には、敵に捕まると強かんされるか米軍の「慰安婦」にされると脅し、「集団自決」へと誘導した。
また米軍は、80年前の沖縄上陸以来今日まで、性暴力を繰り返し続ける。なぜ軍隊は女性を襲うのか。家父長制をベースにした軍隊の構造とジェンダー差別を考える。
〈プロフィール〉
1949年沖縄県座間味村生まれ。沖縄戦下で起こった「集団自決」の調査を通して沖縄の近現代女性史研究に取り組む。那覇市役所職員として『なは・女のあしあと』(那覇女性史 前近代~戦後編)の執筆編集、新沖縄県編集委員会委員として『沖縄県史』の近代、女性史、現代編の執筆に関わる。その他、沖縄の日本軍「慰安婦」問題や、戦後の米兵による性犯罪のドキュメントをまとめている。那覇市歴史博物館を定年退職後、琉球大学、沖縄国際大学・大学院、沖縄大学・大学院で沖縄近現代女性史、ジェンダーと政治、平和研究など非常勤講師を10年余り勤務。
開催方法
ハイブリッド開催(Zoom+東京赤羽会場)
チケット代
一回券
・一般 1,980円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 1,650円(税込)
・2025年度ふぇみ・ゼミU30受講生 1,100円(税込)
通し券(全4回)
・一般 7,600円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 6,500円(税込)
*寄付者の方にはパスポート以外にも様々な特典がございます。これを機にご寄付/パスポートのご利用をご検討ください(詳細)
お申込み締め切り
・zoomでのリアルタイム参加を希望される方は開始時間の1時間前までにはお申込みください。それ以降の直前のお申込みには対応できないことがあります(その場合、後から配信でご覧ください)。
・お申込み時点ですでに終了している回につきましては、後から配信(録画)でご覧ください。
・講座終了後も、Peatixから別サイトに移動の上、録画販売として2025年度中はお申込みいただけます。
受講ルールについて
・zoomのURLは開始1時間前をめどにお申込のメールアドレス宛にお送りいたします。
・zoomで参加する際、表示名は必ずお申込み時にご登録いただいた名前でご参加ください。
本人確認ができない場合、入室許可ができませんのでご協力をお願いいたします。
・(原則として)可能な方はzoomでのカメラオンをお願いしております。
・配布資料や後から配信の無断転載は厳禁です。
・参加者の方で画面のキャプチャー、録画・録音もご遠慮ください。
・お友達、同居の方などと一緒にご覧になる際も、お1人1枚のチケットをご購入いただくようお願いします。
・Zoomのサポートはいたしません。ご自身で各サイトなどをご覧ください。
・ふぇみ・ゼミは学びの場です。事前の連絡なく、調査研究・取材を主目的として参加することは禁止です。これらの目的で参加を希望される方は、事前にふぇみ・ゼミのメールアドレス(femizemi2017@gmail.com)までご連絡ください。
録画配信について・資料共有について
<録画配信>
・後から配信(録画配信)の無断転載は厳禁です。
・すべての回で録画配信を行います。
・講座の中でグループディスカッション等があった場合、その部分は録画には含まれません。ご了承ください。
・公開保証期間は5回分とも最終回の録画をお送りしてから2週間です。
<配布資料>
・無断転載は厳禁です。
・講師の意向にもより必ず資料を提供するとは限りませんが、基本はクラウドドライブのURLを共有します。
・会場に参加される方への資料印刷は、環境問題を考えて原則は致しません。必要な方は、可能な限りご自身で印刷または資料を見られるデバイスをお持ちください。なお、資料印刷が必要な方は事前にfemizemi2017@gmail.comにメールをいただければ対応しますが、直前の対応は必ずしもできませんので、ご了承ください。
ふぇみ・ゼミパスポートについて
・本講座はふぇみ・ゼミパスポートの対象です。
※ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート(一般20代以下¥37,000,学生¥22,000)、寄付者パスポート(5万円以上寄付)をお持ちの方は無料でご参加いただけます。寄付者の方にはパスポート以外にも様々な特典がございます。これを機にご寄付/パスポートのご利用をご検討ください。
リアルタイム日本語字幕(UDトーク;校正あり)について
・ふぇみ・ゼミ&カフェでは、すべての講座で校正者付きのUDトークを用いたリアルタイム日本語字幕を提供しております。