↓2024年度のふぇみ・ゼミ生を募集中! お申込は下記のPeatixから!
https://2024femizemiu30.peatix.com/view

無料ガイダンス

\2024年度は、4/24(水)19:00~21:00開催予定!!/

🌟2023年度版はYoutubeにて無料公開中!2023/04/26開催)
https://youtu.be/HjIJCr8CUQ4

1.年間スケジュール

各回の講師とテーマ

第1回 5/29(水)19:00〜21:00 宋連玉さん「経験から出発する私流フェミニズム」

第2回 6/26(水)19:00〜21:00 高柳聡子さん「フェミニスト文学とは何か―「書く」女たちを追え」

第3回 7/17(水)19:00〜21:00 松元元樹さん「部落問題の基礎基本」

第4回 9/14(水)19:00〜21:00 Aya Konishiさん「数年がかりで実現した全米最大の大学職員ストライキ」

特別回 10/12(土) 10:00~17:00(予定)押田五郎さん「フィールドワーク いま、知るべき部落のお仕事のこと―差別との闘いとともに(仮)」※選択参加/別料金

第5回 11/13(水)19:00〜21:00 増岡広宣さん「同性婚は差別問題解決の道なのか?~婚姻制度反対の立場の当事者より」

第6回 12/11(水)19:00〜21:00 茨木尚子さん「当事者主体の社会福祉政策とその運営のあり方を考える―障害者制度改革の『中の人』としてかかわった経験をもとに―」

第7回 1/22(水)19:00〜21:00 金静寅さん「コミュニティの中の性差別を考える―性差別撤廃部会立ち上げの経緯」

第8回 2/12(水)19:00〜21:00 吉野靫さん「日本のトランスジェンダーと規範/制度/医療」

※全回ハイブリッド開催(会場・オンライン併用)の予定ですが、変更の可能性もございます。
※フィールドワーク以外は、後日録画配信をご覧いただけます。

2024年度ふぇみ・ゼミU30パンフレット

画像をクリックすると、2024年度ふぇみ・ゼミU30のパンフレットをダウンロードすることができます。

2.講師紹介と推薦図書

宋連玉(そん・よのく)

プロフィール:

日本の「戦後民主主義教育」のもとで受けたシビアな民族差別、大学卒業後に歴史を学ぶために向かった1970年代の韓国で「民族主義」に疎外された体験、そこから民族主義、近代主義、反植民地主義について考える心の旅を続けている。
「民族主義」を内面化しようと努力した一時期からすると、個人的にも、私個人を取り巻く環境も世界情勢もずいぶん変化したが、個人的体験を歴史・社会に繋げ、生かす道をともに考えたいと願っている。身近に「いじめ」に苦しむこどもとも、社会の不条理を是正したいと願う若者とも、対話する機会になることを願う。

講演概要:

フェミニズムとは性差別をなくし、性差別的な搾取や抑圧の構造を問い、変革をめざす思想と実践であるからには、当然植民地主義も問わなければならないはずだが、実際には植民地主義と切り離した、さまざまな冠詞のついたフェミニズムが「帝国」内に流通し、フェミニズムとして認証されている。帝国の根幹をなす性政治は、性差別、人種差別、さまざまな差別を地下茎に伸ばしながら、地下茎のつながりとひろがりを不可視化する。その力学に抗しながら、あらためてフェミニズムの可能性について考えたい。

推薦図書:

鄭喜鎮(チョンヒジン)編(申琪榮監訳、金李イスル訳)『#Me Tooの政治学』大月書店、2021。
シンジア・アルッザ他共著『99%のためのフェミニズム宣言』人文書院、2020年。
宋連玉『脱帝国のフェミニズムを求めてー朝鮮女性と植民地主義』有志舎、2009年。

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Coming Soon…

高柳聡子(たかやなぎ さとこ)

プロフィール:

大学非常勤講師。専門はロシア語圏の女性文学、フェミニズム史。主な著書・訳書に、『ロシアの女性誌時代を映す女たち』(群像社,2018年),イリヤー・チラーキ『集中治療室の手紙』(群像社,2019年)、ダリア・セレンコ『女の子たちと公的機関』(エトセトラブックス、2023年)など。ロシア語文化圏における女性たちの声を記録している。

講義概要:

現在、韓国でも日本でもロシアでもフェミニスト作家が活躍しています。そもそもフェミニストがなぜ小説や詩を書くのか、「書かれる」対象から「書く」主体となった女たちは実のところ何をしてきたのか―こうした基本的な問いから始め、フェミニズムと文学の関係をじっくりと考える機会にしたいと思います。私の専門であるロシアの話が多めですが政治との関係もあり、より理解が深まるはずです。

推薦図書:

『完全版 韓国・フェミニズム・日本』(斎藤真理子責任編集、河出書房新社、2019年)など。気になる小説を一篇でも講座の前に何か読んでみてください。

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松村元樹(まつむら もとき)

プロフィール:

1981年2月生まれ 三重県伊賀市出身。人権問題の調査・研究に取り組み、その成果等を政策提言する「公益財団法人反差別・人権研究所みえ」事務局長。部落問題を軸に、さまざまなマイノリティの被害や声を可視化すること、人権施策や教育・啓発等の成果や効果測定をはかるための調査を実施することをはじめ、インターネット上の差別問題に約20年、取り組んでいる。私人としても部落解放運動やNPO、その他、さまざまな人権問題の解決に取り組む団体に所属し、活動を行っている。

講義概要:

2016年12月、「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。中世がはじまりとされる日本固有の差別は、時代とともにかたちを変え、今日もなおマイノリティへのさまざまな被害をもたらし続けています。日本固有の問題である「部落問題・部落差別とは何か」「部落差別はどのようにつくられてきたのか」「部落差別はどのように現存しているのか」「どうすれば解決に導いていけるのか

推薦図書:

・差別する人の研究―変容する部落差別と現代のレイシズム 阿久澤麻理子 (著)
・これでわかった!部落の歴史: 私のダイガク講座 上杉聡 (著)
・被差別部落認識の歴史: 異化と同化の間 黒川みどり (著)
・部落問題と向きあう若者たち 内田龍史 (著)
・部落の私たちがリモートで好き勝手にしゃべってみた。部落解放・人権研究所 (編集), 上川多実 (著), 武田緑 (著), 藤本真帆 (著), 三木幸美 (著), 本江優子 (著)
・「寝た子」はネットで起こされる!?: ネット人権侵害と部落差別 川口泰司 (著)

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Aya Konishi

プロフィール:

Aya Konishi is a PhD student in sociology at UCLA, and a head steward for UAW 2865, the union that represents 36,000 academic student employees and student researchers at the University of California system.

講義概要:

In Fall 2022, 48,000 academic workers walked off the job at the University of California, in the largest U.S. academic worker strike in history. We won historic pay increases and improved benefits. However, our path to shifting the balance of power in our workplace did not begin or end with our strike. Coordinated, mass action was only possible through decades of organizing, and only a growth in our power will beat back attempts to roll back our hard-won rights.

推薦図書:

“How the Largest Union Fight of 2021 Was Won” (https://www.thenation.com/article/activism/sru-uaw-university-california/)

“Closed labs, cancelled classes: inside the largest strike to hit US higher education” (https://www.theguardian.com/us-news/2022/dec/02/closed-labs-cancelled-classes-inside-us-higher-education-largest-strike)

“The University of California Is Escalating Its Crackdown on Dissent” (https://inthesetimes.com/article/university-of-california-san-diego-chalk-markers-arrests)

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押田五郎(おしだ ごろう)x

プロフィール:

1950年東京都生まれ。1972年に東京都清掃局に入り65歳までの44年間をごみ収集作業員として従事。その間労働組合の役員を歴任する中で、清掃現場の労働環境改善や人権活動にも取り組む。現在は清掃・人権交流会の会長とともに、国立市人権・平和のまちづくり審議会委員を務める。趣味は山歩き、ラグビー観戦、クラシック合唱。

フィールドワーク概要:

ごみ清掃の仕事は被差別部落の人々が多く従事してきた歴史がある。社会システムとして「廃棄」が軽視され、多くの社会問題の発生とともに差別も強められてきた。私たちは、事故の多発する危険な作業を安全な職場に変え、清掃職場の社会的地位向上をめざして差別に立ち向かい、粘り強く闘ってきた。
今回は台東区の皮革産業の見学と部落解放同盟台東支部から部落差別との闘いを学ぶとともに、私のごみ清掃での取り組みをお聞きいただき、差別からの解放について考えていきましょう。

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増岡広宣(ますおか ひろよし)

プロフィール:

大阪市民、ソーシャルワーカー。1971年佐賀県生まれ。国士舘大学大学院政治学研究科修士課程修了。社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士。 2001年~12年に同市東成区在住、市民活動のため一度愛媛に転居するが、2017年から大阪市城東区に戻り、以前の職場に復帰。 「個人と社会」を考えたくて、今の法人でソーシャルワーカーとして精神障害者支援を仕事としています。中学時代にプラザ合意で父親が失業し、高校進学を諦めなくてはならないかもしれない事態に陥ったことが、ライフワークである「個人と社会」を考えるきっかけとなりました。プロテスタントである日本基督教団の信徒で、職場や教会では同性愛者であることを公表しています。

講義概要:

同性婚の裁判など同性婚の実現を求める動きが出てきています。しかし、本当にそれが差別解消の手段となりうるのでしょうか。私はゲイですが、同時にキリスト教の性差別問題と取り組む者の末席に身を置いていた者として、到底そうは思えないのです。そこで同性婚がなぞらえるであろう、現状の婚姻制度の問題に切り込んでいければと思います。婚姻制度がいかに特権的で、人を排除する制度か、そこに排除されてきた同性愛者たちが入りこむのは果たして是なのか、皆さんと考えていければと思います。

推薦図書:

随時更新予定

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茨木尚子(いばらき なおこ)

プロフィール:

早稲田大学卒業後、東京都内で公務員として障害者福祉の現場で働く。明治学院大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士課程前期修了(社会学修士)。1996年より明治学院大学教員。障害者自立生活運動に1980年代よりかかわり、いくつかの自立生活センターの運営委員をしながら、障害当事者運動を研究してきた。当事者主体の社会福祉、またその政策策定のあり方について、実践研究してきた。

講義概要:

社会福祉実践では、「当事者主体」「利用者主体」という用語が長く使われてきた。しかしそれは実際にはどのように実現してきたのであろうか。民主党政権下の障害者制度改革では、障害者自立支援法の違憲訴訟を経て、当事者主体の新たな政策検討が模索された。論者は、その中で新たな法律の検討をおこなった福祉部会の委員として検討に加わった。しかし現時点で障害者総合支援法は、障害当事者が希望する内容への変革には至っていない。とりわけ脱施設政策については政策として具体的に盛り込むことはできなかった。一方で、その検討プロセスは、当事者参画という点で意義あるものでもあった。今回はこの検討プロセスを事例的に取り上げ、福祉政策における当事者主体とは何かについて議論を深めたい。

推薦図書:

大熊由紀子、尾上浩二、茨木尚子共編著『障害者総合福祉サービス法の展望』(2009)ミネルヴァ書房
坂本いづみ、竹端寛、茨木尚子他共著『脱いい子のソーシャルワークー反抑圧的な理論と実践』(2021)現代書館

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金静寅(きむ・じょんいん)

プロフィール:

在日本朝鮮人人権協会

講義の概要:

日本の植民地支配という歴史的背景を持つ在日コリアンは、戦前は被支配民族として、戦後は外国人として、長らく法制度から排除され、根深い差別・偏見の対象だった。日本社会の差別や抑圧に抗うため、民族の尊厳とアイデンティティーの回復が最重要課題となる中、家父長制や儒教に根差した性差別的な文化も民族の文化・伝統として受け継がれて来た。
在日コリアン女性は日本社会の民族差別と性差別、そしてコミュニュティの中の家父長制と女性蔑視など、幾重もの生きがたさを抱えざるを得ない。性差別撤廃部会は女性の生きがたさについて学び共有する場として始まった。

推薦図書:

随時更新予定

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吉野靫(よしの ゆぎ)

プロフィール:

クィア、トランスジェンダー/立命館大学生存学研究所客員研究員。学生時代は自治会で学費値下げやジェンダー・セクシュアリティ課題に取り組む。2006年、大阪医大ジェンダークリニックで医療事故に遭い裁判を経験。著書に『誰かの理想を生きられはしない とり残された者のためのトランスジェンダー史』(青土社2020)、共著『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』(ヘウレーカ2022)など。

講義概要:

トランスジェンダー排除の言説はSNSを中心に勢いづき、一部のメディアや出版社も「数字を稼げるネタ」として扱っているが、その中心的な主張はトランスの人々が生きる現実から乖離していることが繰り返し指摘されている。日本のトランス当事者をとりまくこの20年ほどの規範、制度、医療の状況を概観し、事実と基本的な知識を押さえながら、排除言説の構造やその退け方についても考える。

推薦図書:

吉野靫『誰かの理想を生きられはしない とり残された者のためのトランスジェンダー史』(青土社, 2020)

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3.「ふぇみ・ゼミU30」とは?

性差別はむかつくけど、自分の経験はジェンダーだけでは表せない気がする。
ジェンダーって自分の生き方とどう結びつくの?
自分の大学に、ジェンダーの授業がない!
社会人になったけど、やっぱり仲間と一緒にジェンダーやフェミニズムを学びたい!

こんな風に思っていませんか? 

ふぇみ・ゼミは、フェミニズムはジェンダーだけでなく、民族やセクシュアリティ、障害など様々な差別に同時に目を向けなくてはならないと、インターセクショナリティ(差別の交差性)の考え方で講座を開催しているゼミナールです。若い世代が対等な仲間とフェミニズムとは何か、差別とは何かを学び、社会変革を目指す場です。

まずは無料公開ガイダンスにお越しください。お待ちしています!

お申込は下記のPeatixから!
https://2024femizemiu30.peatix.com/view

※動画配信、文字通訳など様々な参加のバリアを取り除く工夫もしています。その他要望があればお問い合わせください。ただし、すべての要望にお答えできるわけでありません。

※この「ふぇみ・ゼミU30」のみ年齢制限があります(18歳以上30歳以下対象;30代はジェンダー初学者のみ受講可能)。
⭐️この年齢制限は、若い世代がのびのびと発言できる機会を確保するためです。あらかじめご了承ください。

※なお、「ふぇみ・ゼミU30参加者」とは、この若者向けゼミの受講生のことを言います。「ふぇみ・ゼミU30参加者」は、U30の他、年間パスポートが対象の運営委員による勉強会やふぇみ・ゼミ関連イベントに割引料金で参加できます(「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」購入者は無料です)。

4.申込方法および参加費

お申込は下記のPeatixから!
https://2024femizemiu30.peatix.com/view

⭐️「ふぇみ・ゼミU30チケット(8回分)」

学生 8,500円
一般(年齢制限あり)16,000円
支払い方法:Peatix

※ゼミは継続によって積みあげていくものです。一年を通してご参加いただくよう、1回券は設けておらず、年間チケットのみとなります。

⭐️「フィールドワーク(選択参加/別料金)」

学生 1,000円
一般(年齢制限あり)2,000円

支払い方法:Peatix

⭐️「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」

学生 22,000円(講座1回あたり709円)
一般 37,000円(講座1回あたり1,230円)

*「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」をご購入いただくと、ふぇみ・ゼミU30に加え、ふぇみ・ゼミが開催する他の講座(2023年度実績では20回以上の講座)に追加料金なしで参加できます(一部対象外のものもあります)。詳しくは、申込サイト・HPをご覧ください。

5.寄付について

ふぇみ・ゼミは、さまざまな団体からの寄付・ご支援によって成り立っています。

U30の他にも、勉強会や多種多様な連続講座を運営し、若い世代の学びの場を提供しておりますが、予想以上の経費がかかっております。自分たちの力でできることを、精一杯行いながらも、寄付のご支援は私たちにとって、とても心強いサポートです。

寄付の方法はこちら

⭐️特典 
・年間5,000円以上のご寄付でふぇみ・ゼミの各講座がご優待値段になります。希望される方は、様々な情報をお届けするMLに加入いただけます。年度末に事業報告書をお送りします。
・年間10,000円以上をご寄付くださった方には、ふぇみ・ゼミU30(若者向けゼミ)の講義内容を録画でお届けします。また、12,000円以上ご寄付くださった方については、不定期開催「ふぇみ・ゼミ&カフェトークセッション」を企画していただいたり、無料でご参加いただいたりすることが可能です。
・さらに50,000円以上のご寄付をいただき、メールアドレスをご登録いただいた方には、ふぇみ・ゼミU30・不定期開催「ふぇみ・ゼミ&カフェトークセッション」だけでなく、他の講座にも追加料金なしで参加していただけます。一部対象外のものもありますので、詳しくは、申込サイト・HPをご覧ください。

<寄付・その他 ふぇみ・ゼミ口座>
①PayPay銀行
支店名:ビジネス営業部
店番号005
預金種目 普通預金
口座番号 6295892
口座名義(漢字)一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ
口座名義(カナ)シャ)フェミゼミアンドカフェ
②三井住友銀行
支店名:赤羽支店
店番号226
預金種目 普通口座
口座番号 5864455
口座名義 一般社団法人 ふぇみ・ゼミ&カフェ
口座名義(カナ)シャ)フェミゼミアンドカフェ

6.お問い合わせ

ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス: https://femizemi.org/
申し込みサイト: https://peatix.com/group/7235540
寄付サイトSyncable: https://syncable.biz/associate/femizemi/
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