【感想】宋連玉さん講座#2024年U30第1回 

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 今回、U30ゼミの初回として、宋連玉さんに、在日朝鮮人女性として現在まで日本で生きてきた自身の経験をお話しいただきつつ、フェミニズムの歴史、日本と韓国に生きる女性たちの現在地についての講義をしていただきました。参考図書として挙げてくださったものだけでなく、多くの学者の名前や著作も紹介していただき、フェミニズム初学者の私にとって非常にわかりやすく、ありがたい講座でした。

 特に、宋連玉さんの、「私は自分自身を抑圧して生きて来ました」という言葉が印象に残っています。個人的な歴史は集合的な歴史、とおっしゃっていたように、自分が感じてきた違和感が、実は集団、社会の仕組みが原因だったことに気づくと、具体的になにを変えていけばいいのかがはっきりするし、味方を見つけ、行動しやすくなると思いました。カナダ留学時代の会話で、「戻りたい時代はない。今が一番いい」とおっしゃっていたように、未来の社会が少しずつ、でも確実に、全ての人が生きやすくなるように学び、動いていくことが大切なのだと思います。

 私は、最近フェミニズムを学び始めたばかりなのですが、そうした本を読んでいるとき、ふぇみゼミの講座を受けているときは、なんとなく呼吸しやすくなる感覚があり、頭と心のヨガだなと思っています。女性だけでなく、男性も生きづらくしている社会の構造を、歴史を遡ったり、言語化することで、今までのモヤモヤが解消されていく感覚があります。知識を得ることで自分を縛るものから解放され、自身が肯定されていく感じが楽しいです。より知識を深めていきたいと思いました。また、普段から韓国のフェミニズム書籍を手に取ることが多いのですが、韓国の#MeToo運動の盛り上がりが背景にあったと知り、羨ましく感じました。例えば、私の身近にあるエンタメ業界のセクハラは、昔から当たり前のもののように扱われてきていて、そんなこと言うとは思っていなかった知人からセカンドレイプ発言を聞いてショックを受けたことがあります。日本でも、この根深い構造を変えていこうとするパワーが、大きな波となる日は来るのかな、、、とちょっと憂鬱になってしまいました。しかし、どの国でも地域でも、一朝一夕に状況が変わったということはなく、一人の小さな行動が大きな力になることを信じて進んでいきたいと思いました。

 また、最後にとっても個人的なことなのですが、宋連玉さんが紹介されていたフェミニズム学者の竹村和子さんと私の亡くなった祖母が同姓同名で、勝手に運命を感じていました。祖母が生きていたときより、あらゆる女性は生きやすくなっているかな、今が楽しいと言えるようになっているかな、と時々自分に問いかけながら、勉強し続けたいです。ありがとうございました。

ふぇみ・ゼミ受講生 日沼りゆ

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