2024年1月に立ち上がった 「インターセクショナル・フェミニズム研究会」では、さまざまな抑圧が交差する権力構造を批判的に捉えるインターセクショナリティの視点を軸に、家父長制、植民地主義、排外主義、民族主義、シスヘテロノーマティヴィティ、優生思想等を体系的に分析し、これらに挑む知を探求しています。これを通じて、理論と実践を結びつけ、社会に深く根ざす差別構造を明らかにし変革していくための知の蓄積を行っています。

本研究会は、メンバー間の意見交換やフィードバックを通じて、情報や理論をそのまま受け入れるのではなく、疑問を持ち、それを批判的に評価・分析する姿勢、研究テーマに関連する信頼できる文献や資料を探し、整理し、深く解釈する方法、さらに、自分の主張を論理的に説明し、他者の反論や質問に的確に対応する技術を身につけていく場です。

したがって、メンバー各自が自立した研究者として主体的に物事を考え、行動することで、多様な社会課題を深く探究すること、また、自らの視点や分析が潜在的に持つ偏りや制約について自覚し、それを批判的に検証する責務を意識することを重視しています。

主な活動内容

  • 学術的リーディングとディスカッション
    研究論文や重要テキストを精読し、インターセクショナルな視点を掘り下げる。
  • ゲスト講師による特別講義
    国内外の専門家を招き、インターセクショナル・フェミニズムに関連する最新の研究や運動について学ぶ。
  • 研究成果の発表とフィードバック
    各メンバーが自身の研究を共有し、活発で建設的な意見交換を通して、研究をさらに洗練させる。
  • 共同研究プロジェクト
    メンバー同士が視点を共有し、批判的に問い直すプロセスを通じて、現状の社会構造に挑み、変革を促すための実践的な知を共に構築する。

今までの研究会/シンポジウム主催・共催

主催

共催