
フェミニズムのためのベーシック講座とは?
ジェンダー、フェミニズムを学ぶ際に見落としがちな、人種、民族、階級などのマイノリティ差別の問題。
一見ジェンダーとは関係ないと思われがちなこれらの問題は、実はインターセクショナルなフェミニズムを学ぶための土台です。
ジェンダー、フェミニズムを学びたいみなさんに、いま旬なトピックをそれぞれ5回の講座に渡って、講師の方からお話いただきます。
3コース以上受講された方には割引があります。
ベーシック講座割引がお得です!
- 3コース以上受講される方は、3コース目以降が2割引になります。3コース目のお申込み前に、femizemi2017@gmail.comまでご連絡ください。
- 7コースすべてを受講する場合は88,000円(税込)になります。お申込みの方は、ページ最下部にある銀行口座に代金をお振込みの上、femizemi2017@gmail.comまでご連絡ください。
ベーシック講座全体スケジュール
第1弾 土肥いつきさん「『トランスジェンダー生徒と学校』を読む」

開催期間:2025年5月28日~7月5日
本書のもともとの関心は、トランスジェンダー生徒が学校のどのような制度のもと困難を「抱えさせられるのか」ということを、トランスジェンダーの若者への調査を通して明らかにしようとするところから出発しました。ところが、調査を進めていくうちに、トランスジェンダー生徒が困難に直面する過程は、学校の中の性別の区分けが強められる過程でもあることがわかってきました。また、トランスジェンダー生徒は、自らの力でその困難を解消してきたこともわかってきました。
そこで、トランスジェンダー生徒が直面する困難を通して、学校の中でどのようにして性別の区分けがつくられていくのか、そして、その困難を解消する実践の過程を通して、性別の区分けがどのように変化していくのか、これらを明らかにしたいと思います。
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お申し込み https://b1fz2025.peatix.com/
第2弾 遠藤正敬さん「戸籍とはなにか―「家」の思想を衝く」

開催期間:2025年6月9日~8月4日
「日本人」であればもつことが当然のように考えられている戸籍。だが、戸籍とは何のためにあるのか?と問われた時、明確に答えられる人はどれほどいるだろうか?
戸籍は国民を家族単位で登録し、「日本人」の公式な証明とされてきた。そしてまた、それは「家」の象徴として日本における「家族」のかたちを規定するものであり続けてきた。
だが、戸籍は必ずしも現実の「家族」を反映するものではなかったのも歴然たる事実である。今日「家族」のかたちは多様化の一途であるが、結局は戸籍という厚い壁にぶつかる。そこに目を向ける時、戸籍という国民管理制度のかかえる矛盾や不条理が浮き彫りになる。
意外と知らない戸籍の歴史と役割をたどることにより、「日本人」および「家族」なるものを問い直してみたい。
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第3弾 崔栄繁さん「インクルーシブ社会って何だろう? すべての違いを平等に」

開催期間:2025年8月19日~10月11日
この講座では、インクルーシブ社会の実現に向けて、障害者権利条約や障害者差別解消法をわかりやすく解説する他、韓国の障害者運動や制度と比較することで、日本がこれからどのように変わるべきか、一緒に考えます。また、法律や制度の話だけでなく、講師が障害者運動やフェミニズム運動と関わる中で捉え直すことになった「能力主義」や「男性性」についても、具体的な経験談を交えながらお話しします。すべての人が尊重される社会のためのヒントを学べる、5回シリーズの講座です。
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第4弾 周香織さん「入管問題を基礎から学ぶ - クルド人、日本の入管・難民制度、ヘイトスピーチの問題を支援の視点から解説」

開催期間:2025年6月1日〜10月5日
入管問題とは何か?クルド難民の問題や名古屋入管で亡くなったスリランカ人女性ウィシュマさんの事件を中心に、映像や写真を交えながら過酷な入管収容施設の実態、暴力的な強制送還の現場、ヘイトスピーチ問題、入管制度の問題点を解説する。
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第5弾 稲葉奈々子さん「ジェンダー視点で考える移民の社会運動の可能性」

開催期間:2025年11月11日~12月9日
移民受け入れ国のなかでも、日本にはニューカマーの「移民当事者」を担い手とする社会運動が少ない。同じ国出身の女性たちが、北米やヨーロッパでは社会運動の担い手となっているのに、日本ではそうならない、ということは、日本社会の側に要因があると考えるしかない。その要因を、移民女性をめぐる運動現場から検討する。そして「マジョリティ」の側が、移民女性が日本で経験する抑圧を理解したがための罪悪感ゆえに隔たりを築いてしまうのではなく、オードリー・ロードが訴えるように「わたしたちのあいだにある差異を創造的なものとして認め、歪みに立ち向かう」方法も模索する。
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第6弾 黒川みどりさん「部落差別・解放基礎」

開催期間:2026年1月19日~2月16日
部落問題は、さまざまな差別問題のなかでも最も理解されにくい問題のひとつではないでしょうか。今日の部落問題のありようは、近代、すなわち「解放令」(1871年)以後の歴史とつながっています。本講義では、部落問題の理解を確かなものにするために、近代の歴史を、当時の資料や語りの記録を交えながら、また、ジェンダーの視点を踏まえつつお話していきます。そうして現在の問題につなげ、部落問題を足場にしながら、普遍的人権の獲得を展望します。
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第7弾 巣内尚子さん「日本におけるレイシズムと移民の抵抗実践―ベトナム人移住労働者の事例を中心に」

開催期間:2026年2月27日~3月25日
フェミニズムを「性にもとづく差別や搾取や抑圧をなくす運動のこと」と定義したのは、現代を代表するフェミニズムの理論家、ベル・フックスですが、援助もまた、「差別や搾取や抑圧をなくす」ための終わらない思考と試みの上にのみ、安全に成外国人技能実習生に対する労働問題や人権侵害が後を絶たないのはなぜなのか。この問いに対し、本講義ではレイシズム概念と移住理論を確認しながら、ベトナム―日本間の移住の構造に埋め込まれたレイシズムについて検討する。一方、移民は日本社会における移民に対する差別、搾取に対し、さまざまな方法で抵抗を試みていることも確かである。移民の抵抗実践はときに主流社会から無視、軽視されることもあるが、それは移民が直面する差別、搾取の存在を指し示す。本講義では移民の抵抗実践についてサバルタン・レジスタンスという概念を用いて検討する。
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