ジェンダー、フェミニズムを学ぶ際に見落としがちな、人種、民族、階級などのマイノリティ差別の問題。
一見ジェンダーとは関係ないと思われがちなこれらの問題は、実はインターセクショナルなフェミニズムを学ぶための土台です。
ジェンダー、フェミニズムを学びたいみなさんに、いま旬なトピックをそれぞれ5回の講座に渡って、講師の方からお話いただきます。

お申し込みはこちら b3fz2024.peatix.com/

1.講座概要

 2022年7月に起きた安倍元首相の銃撃事件以降、メディアでは旧統一教会や、政治と宗教の関係が注目されました。しかし、旧統一教会、日本会議などの「宗教右派」勢力がフェミニズムや男女共同参画へのバックラッシュ(反動)に関わったことに触れるメディアは少ないままでした。
 この状況に危機感を覚え、本講座の講師である山口智美、斉藤正美が共著で出版したのが『宗教右派とフェミニズム』です。 宗教右派と政治のつながりを1990年代から現在まで性や生殖、家族などに焦点をあてて浮き彫りにした本です。
 この講座では、本書で扱った右派の動き、政策などの問題点について徹底的に語りつつ、そこから一歩進んで、フェミニズムのバックラッシュ対抗の失敗や、フェミニズム自体の右傾化の問題に斬り込んでいきます。フェミニズムが現在抱える問題や、今後どうしていったらいいのかを一緒に考えていきましょう。

2.日程/テーマ

※時間は全て19:00‐21:00です。

第1回 2024年8月2日(金) 「どうして性や生殖、家族をめぐる政策が後退したままなのか?——性教育、少子化対策、夫婦別姓 」(講師:斉藤正美さん)
第2回 2024年8月9日(金) 「フェミニストが行政施策に絡め取られたことの問題は何か?——ジェンダーフリー、男女共同参画、女性活躍 」(講師:斉藤正美さん)
第3回 2024年8月23日(金)「なぜ「家庭教育」への目立つ反対が少ないままだったのか?——親学の広がりと右派による条例・法づくり」(講師:山口智美さん)
第4回 2024年8月30日(金)「なぜフェミニストは分裂し、連帯できないのか?——右派の「歴史戦」と日本軍「慰安婦」問題」(講師:山口智美さん)
第5回 2024年9月6日(金) 「フェミニズムの右傾化とどう対抗していくべきか?——性的マイノリティをめぐる政治」(講師:斉藤正美さん、山口智美さん)
※ すべての回でリアルタイム日本語字幕と録画を提供します

3.講師プロフィール

斉藤正美(さいとう・まさみ)
社会学者
共著に『まぼろしの「日本的家族」』『国家がなぜ家族に干渉するのか』(ともに青弓社)、『社会運動の戸惑い』(勁草書房)など

山口智美(やまぐち・ともみ)
人類学者
共著に『社会運動の戸惑い』(勁草書房)、『海を渡る「慰安婦」問題』(岩波書店)など

講師おすすめ書籍
・山口智美、斉藤正美『宗教右派とフェミニズム』青弓社2023年
・山口智美、斉藤正美、荻上チキ『社会運動の戸惑い フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』勁草書房2012年
・石川優実責任編集「特集女性運動とバックラッシュ」『エトセトラ』vol.4、エトセトラブックス2020年
・堀内京子 『PTAモヤモヤの正体』筑摩選書2021年
・早川タダノリ編『まぼろしの「日本的家族」』青弓社2018年
・包括的性教育推進法の制定をめざすネットワーク編、浅井春夫、日暮かをる監修『なぜ学校で性教育ができなくなったのか 七生養護学校事件と今』あけび書房2023年刊行予定
・山口智美、能川元一、テッサ・モーリス-スズキ、小山エミ「海を渡る「慰安婦」問題』岩波書店2016年

4.開催方法

第1-4回まで完全オンライン開催、第5回のみハイブリッド開催。
最低開講人数:15人
※開講予定日までに15人が集まらない場合、本コースを開講しないこともありえます。あらかじめご了承ください。

5.お申し込みについて

お申し込み b3fz2024.peatix.com/

講師お一人による講座を1コースとし、2024年度は全部で7コース開催します。1コース(5回)からお申込みいただけます。
 一般・・・・・・16,000円
 学生/2024年度ふぇみ・ゼミ寄付者(5,000円以上の寄付者)・・・・・・13,000円
 ふぇみ・ゼミU30受講生・・・・・・8,000円
 7コースすべてを受講する方・・・・・・70,000円

フェミニズムのためのベーシック講座割引について
3コース以上受講される方は、3コース目以降が2割引になります。3コース目のお申込み前に、femizemi2017@gmail.comまでご連絡ください。
7コースすべてを受講する場合は70,000円になります。お申込みの方は、ページ最下部にある銀行口座に代金をお振込みの上、femizemi2017@gmail.comまでご連絡ください。

6.受講上のルール

・zoomで参加する際、表示名は必ずお申込み時にご登録いただいた名前でご参加ください。
 本人確認ができない場合、入室許可ができませんのでご協力をお願いいたします。
・原則としてzoomの顔出しをお願いします。
・配布資料や後から配信の無断転載は厳禁です。

7.寄付のお願い

ふぇみ・ゼミは、さまざまな団体からの寄付・ご支援によって成り立っています。
U30の他にも、勉強会や多種多様な連続講座を運営し、若い世代の学びの場を提供しておりますが、予想以上の経費がかかっております。自分たちの力でできることを、精一杯行いながらも、寄付のご支援は私たちにとって、とても心強いサポートです。
「知恵のある人は知恵を」「時間のある人は時間を」「お金のある人はお金を」で、皆さまと共に、このゼミを創り上げていきたいと思います!

⭐️特典 
・年間10,000円以上ご寄付くださった方には、ふぇみ・ゼミU30の講義内容を録画でお届けします。また、12,000円以上ご寄付くださった方については、不定期開催「ふぇみ・ゼミ&カフェトークセッション」を企画していただいたり、無料でご参加いただいたりすることが可能です。
・さらに50,000円以上のご寄付をいただき、メールアドレスをご登録いただいた方は、当該年度中、ふぇみ・ゼミU30や「ふぇみ・ゼミ&カフェトークセッション」に加え、全ての講座(一部対象外)を追加料金なしでご参加・ご視聴いただけます。詳しくは申込サイト・HPをご覧ください。

<ふぇみ・ゼミ振込先口座情報>
①PayPay銀行
支店名:ビジネス営業部
店番号005
預金種目 普通預金
口座番号 6295892
口座名義(漢字)一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ
口座名義(カナ)シャ)フェミゼミアンドカフェ

②三井住友銀行
支店名:赤羽支店
店番号226
預金種目 普通口座
口座番号 5864455
口座名義 一般社団法人 ふぇみ・ゼミ&カフェ
口座名義(カナ)シャ)フェミゼミアンドカフェ

8.お問い合わせ

〒115-0044 東京都北区赤羽南2丁目4−7 鷹匠ハイツ403
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス   https://femizemi.org/
申し込みサイト https://peatix.com/group/7235540
寄付サイトSyncable:https://syncable.biz/associate/femizemi/
Twitter    @femizemi
Facebook   https://www.facebook.com/femiseminar/
Instagram @femizemi