ふぇみ・ゼミU30生及びスタッフ向け支援制度
ふぇみ・ゼミは、ゼミで学んだ学問的視野、知識を持って、U30ゼミ生やスタッフが自ら行動を起こしていくことを期待しています。この度、集めた寄付、助成金の一部で、ゼミ生やスタッフの自主的な社会への働きかけや活動を補助する制度をつくりました。
資金集めなどのノウハウがない、あまり社会運動の経験がない人が何かをする、最初の一歩のための補助制度です。
1.支援項目
(1)少額活動補助
原則として3万円以内、予算額の3/4以内を補助する。
(ただし、特例を考慮する必要があると認められる場合は相談に応じる)
使用可能な項目の例:旅費・交通費、講師・通訳等謝金、会場使用料、印刷費、物品・アプリ購入費、上映権・著作権料など
*消耗品でない物品(ICレコーダー、DVD、書籍等)についてはふぇみ・ゼミに返却すること
(2)専門的な知識、倫理的なサポート
ふぇみ・ゼミの運営委員、チューター、スタッフにより、社会運動を行う上で必要な背景知識、踏まえるべき視点などについての助言、サポートを行う。
(3)技術的レクチャー、サポート、広報サポート
現在、資金的人的資源の少ない市民、若者が社会運動をする上では、インターネット、PCに関する技術の効果的な利用が欠かせない。運動を実施するうえで必要な、映像配信、インターネットコンテンツ作成、UDトークなどのコミュニケーションサポート技術、集会場所の確保などについて、必要に応じてふぇみ・ゼミの運営委員、チューター、スタッフが相談に乗る。
2.手続き方法
募集期間 2024年4月1日~2025年1月末日まで
応募先 femizemi2017@gmail.com
・原則として実施1カ月前までに申請書を提出すること
・(1)~(3)すべて、支援を求める個人はふぇみ・ゼミの当該年度受講生またはスタッフであること。団体の場合は、団体構成員の半数以上がふぇみ・ゼミU30の受講者、または過年度2年以内のU30受講経験者、ふぇみ・ゼミのスタッフであること。
・(1)に関しては申請書を提出すること。終了後、1カ月以内に、指定書式による報告を提出し、ふぇみ・ゼミのHPにて成果を報告すること。(こちらに連絡もなく、1カ月以内に提出できなかった場合は、支援金を返金すること)
・会計については、指定の書式で出納を明らかにし、ふぇみ・ゼミに報告し、領収書を提出すること。
・(2)、(3)については随時相談に応じる。
・尚、申請をしたが実施できなくなった場合は、すみやかに理由を添えてふぇみ・ゼミ運営委員会まで申し出ること。その場合、天災や、社会状況の急激な変化、講師の体調不良などやむを得ないと認められる状況を除き、支給された金額は全額ふぇみ・ゼミに返還すること。
ただし、やむをえない場合に延期とする場合、一年までの繰越を認める。
3.これまでの支援事例
事例1)ゼミ生が所属する団体で日本軍性奴隷制に関する映画の上映会を行った。ふぇみ・ゼミ運営委員が上映権所持者および映画に関連してトークを依頼できる専門家の紹介を行い、上映会入場料でカバーできない分の講師謝金、上映権料について金銭的補助を行った。
事例2)ゼミ生発案で、あいちトリエンナーレ2019において『表現の不自由展』及び、「平和の碑」が展示中止された事件に対する抗議署名を行った。運営委員数名が署名収集と拡散に関する技術的なサポートをおこない、愛知県へ提出しに行く際の学生の交通費を一部補助した。(主催者のゼミ生グループは東京でシンポジウムを開いて、自力である程度の資金を募っており、不足分を補助した)
事例3)ゼミ生発案のワークショップにおいて、入場料でカバーできない分の講師謝金の補助を行った。
詳しくは「ゼミ生企画」ページをご参照ください。
他、勉強会、アートイベントなど、様々な形態の運動を柔軟に歓迎します。
可能かどうか疑問に思ったら、まずはお問い合わせください。